すきっ歯や出っ歯など市販のマウスピースで矯正できない?
歯医者と市販のマウスピース矯正の違い

近年、歯科医院ではなく、インターネットなどで購入する、いわゆる市販のマウスピースで歯の矯正を試みている方が見られます。
その使われ方の実態、メリット・デメリットなどを解説していきます。

市販のマウスピースで歯並びを治す事ができない?

市販のマウスピースを使用する場合には、歯科医の指導・アドバイスはもちろん、検査や診断もありません。歯科医・歯科医院としては、患者様の大切な歯に、こういったマウスピースを装着することはおすすめしません。ただ、実際には「安いから」「通院しなくていいから」といった理由によって、市販のマウスピースを以下のように使っているケースがあるようです。

1出っ歯

軽微な出っ歯であれば、市販のマウスピースによる改善が可能だと言われています。ただし、症例はかなり限られます。特に、骨格に問題がある場合にはほとんど効果は期待できません。

2すきっ歯

ごく僅かの隙間であれば、市販のマウスピースによる改善が可能だと言われています。ただこちらも、隙間が埋まるとは限りませんし、そもそもまったく効果が得られないということもあります。

3矯正治療後の後戻り

歯科医院での矯正治療の後には、歯の後戻りを防ぐため、リテーナー(保定装置)を装着する保定期間があります。保定期間は、治療にかかった期間と同じ長さ、必要になります。
保定期間を終えたあと、市販のマウスピースを患者様が自主的に使用され、歯の後戻りの予防に取り組んでいるケースがあるようです。

市販のマウスピースのメリットとデメリット

メリット

市販のマウスピースのメリットとデメリットあくまで購入者からの目線で見た場合ではありますが、市販のマウスピースのメリットを挙げるとすれば、以下のようなものになります。

低価格である

歯科医院での矯正治療と比べると、極端に低価格です。一般に、数千円で販売されているようです。

通院の必要がなく手軽

当然ですが通院はなく、ご自宅にいながらすべての工程を完結できるため、手軽と言えます。

デメリット

市販のマウスピースには、以下のようなデメリットが挙げられます。

完全に自己責任となり、フォローもない

市販のマウスピースを使用したことで何か問題が起きても、完全な自己責任となります。そこから歯科医院を受診しても、かえって費用と時間がかかるということもありますし、本来であれば治せたものが治せない、という事態も想定されます。

歯並び・噛み合わせが悪化する可能性が高い

医学的根拠に基づかずに歯を動かすため、歯並び・噛み合わせがかえって悪化する可能性が極めて高いと言えるでしょう。「ダメもとで試してみる」ということが許されるほど、歯並びの価値は低くないはずです。

適応の範囲が狭い

市販のマウスピースによる矯正の対象となるのは、ごく軽微な出っ歯・すきっ歯のみとされています。
また当然と言えば当然ですが、骨格に問題がある場合は、歯並びの乱れが軽微であっても、ほとんど効果は期待できません。

歯科医院のマウスピースのメリットとデメリット

メリット

歯科医院のマウスピースのメリットとデメリット歯科医院で使用する、インビザラインなどの矯正用マウスピースには、以下のようなメリットがあります。

検査・診断を受けて治療を開始できる

歯科医による、医学的根拠のある検査・診断ののち、治療を開始します。

事前にシミュレーションができる

インビザラインの場合は、3Dスキャナー「iTero」で取得した歯型のデータをもとに、治療終了時までの歯の動き方をシミュレーションすることができます。

精密なマウスピースの作製

正確な診断、シミュレーションをもとにした、精密なマウスピースを作製します。治療結果に直結するポイントですが、市販のマウスピースではこのようなことはできません。

歯科医による臨機応変な対応

治療前、あるいは治療中に虫歯や歯周病が見つかった場合には、速やかにその治療が受けられます。

アタッチメントがある

必要に応じて、マウスピースがしっかりと歯列を掴めるように、歯の表面にアタッチメントを取り付けることができます。

歯科医による定期的なチェック

治療期間中は、定期的にご来院いただきます。歯並びやマウスピースの使用状況はもちろん、虫歯・歯周病をはじめとする口腔トラブルの有無をチェックします。

専門家である歯科医にいつでも相談できる

治療前、治療中、そして治療後も、不安を感じたり疑問が生じたときには、いつでも歯科医に相談できます。
説明を受け、納得と安心を経て治療に臨むことができます。

デメリット

市販のマウスピースと比較した場合、以下のような点がデメリットと言えるかもしれません。

高額である

トータルで10万円以上か数十万円、歯科医院によっては100万円以上かかることもあります。

通院が必要

治療を開始してからも、1~3ヵ月に1回は通院が必要です。

歯科医院によって結果の良し悪しが異なる

歯科医院によっては、経験不足などから、マウスピース矯正の本来の力を発揮できないこともあります。
デメリットというよりは、歯科医院でマウスピース矯正を受ける際の注意点といえます。

歯の矯正を考えている方は歯科医院にご相談ください

歯の矯正を考えている方は歯科医院にご相談ください繰り返しになりますが、歯並びを治したいというときに市販のマウスピースを選択されることはおすすめできません。 効果はもとより、安全性も一定の水準を満たしていないものと当院は考えます。また、「歯並びを治す」ことを目的とする市販のマウスピースとは異なり、歯科医院では「歯並びを治して口腔・身体の健康を促進する」を目的としています。
お口の健康を総合的に促進できるのが、歯科医院の矯正治療です。もし、市販のマウスピースを試してみようと考えの方がおられましたら、その前に一度で結構ですので、ミライノ歯科・矯正歯科にご相談ください。歯並びの、そして装置の大切さを、詳しくご説明させていただきます。

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